長野県下條歌舞伎定期公演 2012年11月23日
下條村コスモホールにて
第一幕
菅原伝授手習艦 車曳の段
下條村こども歌舞伎教室
小学生とはいえ、しっかりと落ち着いた
声と演技に 引き込まれてしまった。
舞台の上で黒子達による衣装の早変わり。
一人一人が役をしっかりとこなし
堂々とした歌舞伎をこなしていた。
太夫の声が間合い良く
三味線も心地よく。
この三味線の娘さん。
途中で、弦が切れてしまったのだが、
顔色変えず、弦を繋ぎ直した。
そして 瞬間に微調整し
何事もなかったように舞台はつながった。
第二幕
絵本太功記十段目 尼ケ崎の段
下條歌舞伎保存会
男前の武智十兵衛光秀を演じるのは、女性なんですね。
声も良く。勇ましく。かっこよかった。
左に居るのは武智光秀
左は、瀕死の母と妻。
前は、瀕死の息子と嫁。
戦というものは、むごいもの。
女達の目の前で、平和な家庭が崩壊していく
悲劇である。
第三幕 奥州安達原三段目 袖萩祭文の段
下條中学校歌舞伎クラブ
目の不自由な母
実家へ戻るが敵方の嫁となった娘に
ひどい言葉をかけて追い返そうとする父母。
持病の腹痛で泣く母をかぼそい娘が自分の着物を脱いで
かけてあげるが・・・母は、それに気がつかない。
娘の手を肩を触れて、びっくり
着物は、どうしたんだい
お前が寒いから、かけてあげた
と
じーーーんときてしまった。
司会から三味線しながら、太夫もこなす
このお方は、どなたでしょうか
きっと、師範なんでしょうね。
ラストシーン
最後は、おひねりの嵐。(写真左上)
中学3年生のクラブとしてこれほどの歌舞伎を
演じられる高度な技術に
感動。感動。
そして感謝です。
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